神式葬儀~葬場祭~について

神式では、仏式の葬儀にあたる「葬場祭」が行われます。
葬場祭とは、死のけがれを清め、死者を神として祀る儀式です。
通夜祭と同様に、手水の儀から始まり、「修祓の儀(しゅばつのぎ)」と呼ばれるお祓い、
祭詞奏上、玉串奉奠などがあります。

斎場祭後は「出棺祭」「火葬祭」「帰家祭(きかさい)」、
仏式の精進おとしにあたる直会が行われます。

なお、神式では仏式で用いる数珠は使いません。
お悔やみを述べる時も「冥福」「成仏」「供養」などの仏教用語は使わないようにします。

【投稿内容8】
玉串奉奠の作法について

通夜祭や葬場祭では、玉串奉奠が行われます。
玉串とは、榊の枝に紙垂(しで)という白い紙片をつけたもので、
これを祭壇に捧げて故人の霊が安らかであることを祈ります。

①斎主に一礼し、玉串を受け取る。
②右手で根元を上からつまみ、左手で枝先を下から支えるようにして受け取る
③受け取った形のまま玉串を目の高さまでおしいただき、
根元が手前に来るように右回り(時計回り)に90°回転させる
④左手を枝先に移動して、持ち手を変える
180°水平に回して根元を祭壇に向け、
玉串を玉串案と呼ばれる台へ置く
⑤数歩退き、しのび手で二礼二拍手一礼を行う。
⑥遺族に一礼してから下がる。