エンディングノートとは?②

エンディングノートの役割

エンディングノートに記入する内容は、人それぞれ異なりますが、ご自身に万が一、もしものことがあった時にご家族が知りたい情報を書いておくことで、ご自身の思いや必要な情報をきちんと伝達することができます。
中でも、必ず記入しておきたいのが「財産」のこと、そして「葬儀」や「お墓」についてのことです。エンディングノートには法的効力がないため、ご自身や残されたご家族のための覚え書きとして活用できます。

たとえば、預貯金や不動産、保険の加入状況などの財産情報などがあると、もしもの時でも、ご家族が必要な手続きをスムーズに進めることができます。財産に関する項目については、遺言書を作成する前にエンディングノートには財産目録を書き整理しておくと、遺言書を作成する時にスムーズに取り掛かることができます。

また、葬儀や供養など亡くなった後のことについても、宗教・宗派、希望するお葬式のかたち、友人関係などが記されていれば、ご自身の意思を尊重してもらうことができるだけでなく、ご家族が迷わず準備を進めることができます。

葬儀に関して、故人の意思を聞いておけばよかったという心残りをなくすためにも、きちんとご自身の意思を伝えましょう。近年では、ご家族に負担をかけないために、生前から葬儀の準備をご自身で進めておく方も増えています。

また事前に葬儀社に相談してこのような金額で、こんな形で葬儀をしてほしい等のご依頼も近年増えてきております。

亡くなった時にご遺族は慌ただしく、色々考えられないケースが多いです。ですのできちんとエンディングノートをご記入しておくことをおすすめします。